2013年6月25日火曜日

シミの種類

シミの種類
○肝斑
一般的にシミと言っているものの多くはこれにあたります。
褐色のシミが、額や頬、口や目の周りに左右対称に現れます。
肝斑は、表皮のなかでも一番下の基底層にある色素形成細胞(メラノサイト)によって作られるメラニン色素が、日焼け後増大し、皮膚の中に沈着してできるシミのことです。

例えば、そばかすなら3歳頃から思春期に、スポット斑なら中年以後に特に目立ってくると言うように、シミの種類によって発症する年齢に特徴が有ります。
そろそろお肌のおとろえや美白対策が気になりだす30~40歳代に多くみられるのが「肝斑(かんぱん)」と言うシミです。

有色人種の女性に多く発生し、特に妊娠後期と更年期に悪化するといわれています。
肝斑は妊娠、経口避妊薬などにより誘発もしくわ悪化することから、女性ホルモンに関連して発症するシミといわれ、30歳代将来の女性に多く、又妊娠や経口避妊薬などで誘発又は悪化するため、対処しにくいシミとされました。
肝斑ができるのは、50歳代後半までが多く、閉経とともに薄くなったり、消えたりします。
なお、男性には肝斑はできることは有りません。

○老人性色素斑
紫外線が原因となってできる「しみ」です。
若い頃から日焼けをしてきた人に多くできます。
50代以上の人にはほとんど見られる一種の老化現象です。
ほお骨の高いところやコメカミにできやすく、数㎜~数10㎜ほどの大きさの平坦で丸い色素斑であることが多いです。

○そばかす
そばかすは、メラノサイトと言う細胞そのものが日焼けによって変質してできるもので、子供から大人にまで現れます。
紫外線を浴び続けていると色が濃くなったり、数が増えたりするので、気をつけましょう。
頬や鼻の周りに多く現れるほか、手足など体にも現れます。
多くは遺伝的なことが要因で、身内内での発生が多く有ります。
両親ノドちらかにある人は、10才頃から出来てくる事が多いみたいです。
紫外線の影響によってできるものではないので「シミ」とは若干ことなります。

○スポット斑 (老人性色素斑)
高齢者の額から頬にかけて見られるシミです。
はっきりした原因は不明ですが、紫外線を浴び続ける事によって生じる老化現象による皮膚の変化によると言われています。
ですが、早ければ20歳代でも現れる場合があり、「光老化性色素斑」とも呼ばれます。

○脂漏性角化症(老人性いぼ)
俗に「年寄りイボ」とも言われる、しみで老人性色素斑から、症状が進行して出来てきます。
最初は丸みがかった状態から、こめかみや頬骨に、茶色や黒に変色した若干膨らんだシミができて、イボ状にだんだんと盛り上がってきます。

○光線性花弁状色素斑
肩や背中にできる花びら型のシミで海水浴などに出かけ、日焼け対策もせずに長時間日光をあびて炎症をおこした肌にできやすいシミのことをいいます。
猛烈日焼けじみと言えます。
このタイプのシミには、レーザー治療、光療法が使われます。

○色素沈着型接触皮膚炎
油性化粧品によって沢山引き起こされた真っ黒い色が残ってしまう、化粧品かぶれと同じものです。
ヤケド、カミソリ負けなど、皮膚に炎症を起こしたあとにも出てくるシミです。
化粧品中の色素や香料などの原因を取りのぞき時間がたつと自然に消えてくることも有ります。