2013年8月12日月曜日

夏の終わりの肌の悩み、9割以上が経験「夏老け」

「夏が終わった後に肌の悩みを経験したことがあるか?」と聞いたところ、92.3%が「経験あり」と回答したそうです。
また、悩みの内容は、「日焼け」「しみ・そばかす」「ニキビ・ベタつき」の順となり、強い日差しを受けたことによる肌トラブルが上位となっています。
日焼けは気をつけていても、完全に防ぐのは難しいですからね。

「同性の顔で"老け"を感じるポイントは?」と聞いたところ、「ほうれい線」がトップとなり、以下「しみ・そばかす」「目尻のしわ」と続いたとか。
ほうれい線は大人になって目立ってくるものではありますが、実は生まれたばかりの赤ちゃんのときでも、すでに存在しています。
肌にハリや潤いなどが十分にあれば、気がつかないのですが、紫外線などの外的要因や肌そのものの老化、表情筋の衰えから目立ってきます。

また、「夏の"冷え"経験はあるか?」との問いには、9割近くが「経験している」と回答し、さらに「非常によく経験している」は約3割、「時々経験している」が4割近くとなり、6割以上の人が日常的に「冷え」に悩まされているそうです。
夏に「冷え」経験がある人と、経験のない人で、「夏の終わりの肌の悩み」の状況を比較すると、その結果「冷え」経験のある人がない人に比べ、「肌の悩み」(=「夏老け」)が20ポイント高いんです。
「夏老け」とは、日焼けはもちろんのこと、シミやそばかすなどの肌トラブルが原因で老けてみられてしまう事です。

夏は紫外線や暑さで肌にダメージを受けやすい時期です。
シミやシワが増えてきた人は要注意です、それは老化のサインかもしれません。
正しいスキンケアを知り、若々しい肌を保ちましょう。

2013年8月8日木曜日

隠れしみ対策

一見すると、色白で綺麗な肌の女性も、シミとは縁のなさそうな10代でも実は外見では判らない「シミ」が存在します。
それが隠れシミで、UVカメラで撮影すると見ることが出来ますが、将来出てくるシミです。

奥に隠れているシミは真皮近くにいる為に、肌の底上げが必要で、新陳代謝を良くしないとダメです。
肌の奥に隠れシミを作らない。
肌の奥の隠れシミを取る。
ということが、非常に大事になってきます。

シミの原因となるメラニンの生成を抑えて、肌の奥に潜んでいるメラニン色素(シミ予備軍)を排出する必要があります。
洗顔やパック、マッサージなどで新陳代謝を上げましょう。

20代でシミがないからと安心しているなら要注意!
20代でしっかりとし美白ケアをしておくことは、 5年後、10年後のお肌を左右するわけです。

2013年8月7日水曜日

日焼け後の集中ケアについて

日焼け肌はダメージを受けています。
日焼けの直後のダメージを受けた肌に美白用品を使っても、あまり効果は期待できません。
肌の状態が落ち着いたら、肌を潤す為に化粧水をコットンで何回も優しくなじませます。
体内も乾いているので、水を飲んで水分補給もします。

代謝を良くする為に、お風呂に入ってメラニンの排出を促しましょう。
あとは、よく眠る事でお肌の回復度が上がります。
ビタミンCなどの補給も忘れないで下さい。

2013年8月2日金曜日

カネボウの白斑は完治するの?

カネボウ化粧品は31日、肌がまだらに白くなる「白斑」の被害が相次ぎ、自主回収中の同社と子会社の美白化粧品について、利用者への訪問調査で、これまでに4061人の症状を確認したと発表した。
25日までに症状を申し出た人は8631人に上っており、被害はさらに拡大する可能性がある。

情報公開をもっと早くしていれば、ここまで被害者が増える事もなかったと思うのですが、カネボウの対応の遅れが非難されていますね。
さて、肝心な治療方法ですが、白斑は決定的な治療手段がない難病とも言えるもので、確実な方法は確立されていません。
しかし、塗り薬やレーザー治療など、多くの治療法があるので、望みがないわけではありません。
自然治癒である程度治る可能性もあるそうです。

2013年7月11日木曜日

シミ予防の為のコーヒーの正しい飲み方

コーヒーにシミ予防の為の効果を期待できることが明らかになってきたそうです。
コーヒーに含まれる注目成分は2つあり、一つ目がポリフェノールの一種である「クロロゲン酸類」で、もう一つがカフェインです。



シミ予防の為に役に立ってくれるのはポリフェノールです。
ポリフェノールとは、野菜や果実などの植物に含まれていて体の様々な機能を向上させ、いわゆる「体のさびつき」を防ぐ抗酸化物質です。
赤ワインのアントシアニンや緑茶のカテキン、大豆のイソフラボンなどもポリフェノールの仲間です。

お茶の水女子大学大学院の近藤和雄教授が首都圏在住の主婦109人を対象に調査を実施して、食事や飲料からどの程度のポリフェノール量を摂取しているかを算出した結果「コーヒーからの摂取は47%と最も多く、日本人の代表的なポリフェノール摂取源であることがわかった」という事です。

近藤教授はさらに非喫煙女性を対象に調査し、1日にコーヒーを2杯以上飲む人は紫外線によるシミが少ないことも確認できたとか。
効果的な目安は「1日にポリフェノールを1000~1500ミリグラム摂取することで、コーヒーだけでとるなら3~5杯ほど」という事ですが、3~5杯はちょっと多いかも。

体のさびつきを防ぐ抗酸化作用を発揮するポリフェノールですが、その効果を生かすなら日中こまめに飲むといいそうです。
夜は睡眠中に分泌するメラトニンなどが活性酸素対策になり、紫外線によるダメージを受ける日中は、コーヒーポリフェノールなどの抗酸化物質で対策をとるとシミ予防になるそうです。

2013年7月9日火曜日

紫外線のピークの時期になりました

紫外線は3月、4月からじょじょに強くなります。
 6月から7月がピークで、1日のなかでも10時から15時と言う活動していることの多い時間帯に、集中して降り注いでいます。
でも、4月・5月の紫外線量は7月・8月とほぼ同じと言う話も有りますね、どうなんでしょうか?
実は、5月頃が最も紫外線量が多いといわれていますが、それは紫外線Aのことで、紫外線B(Aよりも100~1000倍有害性が強い紫外線)は真夏の7月、8月のほうが多いことが分かっています。
当然日によっては5月、6月のほうが7月、8月よりも多い日は有ります。

日本の場合、北海道に比較して沖縄は約2倍ほど紫外線量が多いといわれています。
なんにせよ、ちょっとした外出でも肌は紫外線のダメージを受けているのです。
紫外線は肌の老化の外的要因の8割を占めるそうであります。

とはいえ、近年は実年齢よりも若くみえる人がとっても増えてきています。
これは、年々増えてきている紫外線量と反比例しています。
肌の変化は年齢だ怪我原因ではなく、紫外線ダメージの集積による「光老化」が関わることが分かっております。
シミやくすみ、肌のごわつき等は、紫外線によって起こります。
紫外線は今の時期がピークですが、年中ふりそそいでいるので、季節や天候に関係なく365日きちんとお手入れすることが美肌のポイントになってくるのです。
紫外線対策として、日焼け止めを使用する方も多いですが、汗や皮脂で落ちやすくなるので、1日3回程塗り治しが必要必要なもののなかなか出来ていないのも現実です。
浴びてしまった紫外線が、しわやシミになるのを可能な限り食い止めるには、毎日の肌ケアが重要ですよ!
紫外線(A・Bとも)は反射するので、直射日光を浴びなければ大丈夫と言うものでも有りません。

2013年7月4日木曜日

カネボウ化粧品、自主回収 美白製品で肌にまだら

あのカネボウ化粧品が自主回収です。

カネボウ化粧品(東京)は4日、美白化粧品54製品を自主回収すると発表した。
独自に開発して配合した医薬部外品の成分「ロドデノール」が原因で、肌がまだらに白くなったケースが確認されたためで、皮膚科医の指摘で同社製品の成分によることが発覚した。
同社は現在までに39例を確認した。
自主回収の対象は、主力の化粧品ブランド「ブランシールスぺリア」「トワニー」「インプレス」などの一部製品。
ロドデノールを配合した同社製品の累計出荷個数は約436万個。
愛用者は約25万人に上るという。
夏坂真澄社長は同日午前、東京都内で記者会見し、「お客さまに多大な迷惑を掛け申し訳ない」と謝罪した上で、「一刻も早く回収するのが責務だ」と当面の対応方針を示した。
肌のトラブルが確認された39人の治療費は補償する。


自主回収の対象は、主力の化粧品ブランド「ブランシールスぺリア」「トワニー」「インプレス」などのロドデノールを配合した同社製品らしいのですが、ロドデノールは白樺の樹脂に含まれている天然物質で、美白効果に着目してカネボウが研究開発して特許取得している美白効果です。
2008年には厚生省から薬用美白成分としての承認を得ています。
高いメラニン生成抑制効果を発揮する成分なのですが、今回の肌がまだらに白くなる原因はまだ不明。
カネボウの愛用者のかたはお気を付け下さい。

2013年7月2日火曜日

女性のしみが動脈硬化と関係

女性のしみが動脈硬化と関係あるとのニュースが流れました。
中高年女性の顔のしみが動脈硬化の指標になりうると言う調査結果を、愛媛大医学部のグループがまとめた。
愛媛大皮膚科の宮脇さおり助教らは、同大病院抗加齢・予防医療センターで健診を受けた中高年女性169人(平均年齢65歳)を対象に超音波検査で首の動脈(頸けい動脈)の動脈硬化の状態を調べた。
更に、デジタルカメラで顔面を撮影し、コンピューターでしみの総面積やしわの長さ、肌の明るさ、きめの細かさ、毛穴の数などを詳しく解析した。
その結果、しみの総面積が大きいほど、頸動脈の動脈硬化が進んでいた。
しわや肌のきめ、毛穴の数などとは関係がみられなかった。
男性では、顔のしみと動脈硬化との関連はみられなかった。

やはり、毎日の基本ケアが重要ですね。
将来の為に今からより充分対策を施したいところ。
そもそもシミは、長い間紫外線を浴び続けたことによる肌ダメージで、紫外線は肌のターンオーバーにかかせない美肌のカギ、コラーゲンも破壊してしまいます。
その為、防衛反応でつくられたメラニン色素が過剰となってしまうほか、上手に排出されずに色素沈着を起こして、シミとして見えるものになってしまいます。

だからこそ、まず基本となるのは紫外線対策です。
こまめに日焼止めを活用したり、日傘を使うなどして紫外線を浴び過ぎないように注意しないといけません。
そして、意外に見落とされがちなのは保湿を充分することです。
化粧水やクリーム、パックなどで十分な保湿ケアが行なわれていると、痛みを受けた肌の修復も促してくれるから、浴びてしまった後のケアにも予防にも効果を発揮してくれます。

このほか、ビタミンCを毎日充分摂取する食事で、内側からの美白の効果を促してくれます。
又、うっかり紫外線を浴びて日焼のひりひり感を感じたら、直ぐに冷やしてクールダウンすることがポイントです。
その後、念入りに化粧水やクリームで潤いを補ってやることで、シミになるのを防ぐことができます。
シミは急にできるものではなく、肌ダメージの蓄積によって生まれます。
だからこそ、基本的な毎日のケア、早めの対策が重要です。

2013年6月26日水曜日

しみやそばかすに特に良い食べ物

しみやそばかすに特に良い食べ物キウイ

ビタミンCを含んだ野菜や果物の摂取はしみ、そばかすの予防効果があると言うのはご存じだと思いますが、紫外線によるしみ、そばかす予防には特に効果のある物を食べたいですよね。

果物で特にオススメするのは、キウイです。
キウイはビタミンCがオレンジの2倍、ビタミンEがりんごの6倍、食物繊維素がバナナの5倍でビタミン含有量が高くてシミ、そばかす予防はもちろん、美白の効果とともに皮膚に弾力性をあたえる果物です。

ビタミンCがたっぷりとの果物と言うと、レモンやイチゴのイメージがございますが、キウイは果物のなかで100gあたりのビタミンCの量が1番で69mgなのです。
ビタミンCは、活性酸素を抑える抗酸化働きがあり、抗ストレス働き、美白働き、コラーゲンの合成に必要で美肌の為にも、たっぷり摂りたい栄養素です。

ビタミンEは「若返りのビタミン」といわれており、100g中1.3mg入っています。
キウイはビタミンCとビタミンEの両方を同時に摂取出来る理想的な果物で、甘みの強いゴールデン・キウイは、よりたくさんのビタミンC、ビタミンEを含みます。

キウイには、赤ワインで有名になったポリフェノールも入っていて、食物繊維も豊富で整腸働きがあり、便秘にも効果がございます。

栄養価が非常に高く果物の女王と呼ばれているキウイですが、一般的には皮をむくか、半分に切ってスプーンで中身をえぐって食べていると思います。
ですが中には皮ごと食べると言う人もいるそうです。

皮には非常に栄養があり、皮にふくまれるポリフェノール&多糖体が免疫システムを向上させ、お肌の水分量もアップ!
皮の内側にはポリフェノールが約3倍!
強力な抗酸化働きがあるので肌の荒れにも期待出来ます。

食べ方としては、カンタンに皮ごと丸洗いして、へたの部分を取り除きます。
表面にある、うぶ毛っぽいのは出来るだけ削ぎ落としたほうが食べやすいです。
普通のキウイが大きいと感じる方には、小さなベビーキウイ等もございます。
ベビーキウイは長さが2~3cm前後の小さなキウイで、主にアメリカやチリから輸入されます。
果皮は緑色でうぶ毛がなく、非常に薄いのでそのまま食べることが出来ます。
是非、挑戦してみてください。

ビタミンCの効用として、以下の効果がございます。
●美肌効果(コラーゲンの生成を補助)
●感染症の予防(免疫力の増強)
●貧血の予防(鉄分の吸収を促進)
●生活習慣病の予防(抗酸化働き)
●ストレス軽減

「若返りのビタミン」と言われるビタミンEは抗酸化働きにより、以下の効果がございます。
●動脈硬化の予防(脂肪が血管に付着するのを防ぐ)
●更年期障害の緩和(ホルモン分泌のバランスを保つ)
●冷え性・肩凝り対策(血行が改善される)
●老化の進行の予防(細胞の老化を防ぐ)

2013年6月25日火曜日

紫外線対策

紫外線対策
紫外線が強くなり始めると、「黒くなりたくない」「シミを作りたくない」という気持ちは、だれでも高まりますよね。
紫外線は、春先の3月・4月からだんだんと強くなり、5月から夏にかけてがんがんと強くなっていきます。
外出する時は、しっかり対策をして出かけるようにしましょう。
紫外線対策として活躍してくれるのが、『帽子・サングラス・UVカット素材・日焼け止め・日傘』など、物理的に紫外線からお肌や眼を守ってくれるItemです。

紫外線はその皮膚表面でほとんどが吸収されます。
UV-Bは皮膚下0.1mmまで2-8%透過しますが、0.5mmより深くには届きません。
UV-Aは皮下0.1mmで50-60%、0.5mmで7%、01.0mmで0.5%と低下しながらも、真皮まで届きます。
つまり、UV-Aをカットすることが出来れば、嫌な「しみ」問題から開放されます。

UV対策化粧品(紫外線対策化粧品)や日焼け止めには、「SPF」と「PA」の効果があります。

●SPF(Sun Protection Factory)
このSPFは、日焼けのもとになる紫外線B(UV-B)を防ぐ指数で、このSPFの効能が20分前後、つまり、肌が赤くなるまでの時間を20分間遅らせることが出来るという意味です。
このSPF値が高ければ高い程、紫外線を防ぐ効果が長くなるという事です。
日本ではSPF50+が最大値となっています。

●PA(Protection grade of UVA)
PAは、紫外線A(UV-A)を防ぐ指数で+の数によって三段階で表示されています。
+の数が多い方が効果が強いという事で、+が多いほど、肌の黒化や、弾力を失わせることを防ぎます。
PA+は2~4倍、PA++は4~8倍、PA+++は8倍以上、肌は紫外線(UVA)の影響を受けにくくなります。

冬や曇りの日でも、紫外線はUV-A、UV-Bに関わらず一年中降り注いでいます。
更に、曇りの日も晴れの日の半分以上の紫外線を浴びてしまいます。

●日焼け止めのススメ
紫外線による肌への痛みを防いでくれる日焼け止めですが、やはり肌には負担になってしまいます。
自分の肌状態や生活シーンを考慮して、出来るだけ肌への負担が少ないものを選ぶことが大事です。
太陽光線が強い日や、日の弱い曇りの日でもしっかり日焼け止めを塗るようにしましょう。
紫外線カット力をかんがえ、SPF値の高いものを選んでしまいがちですが、SPF値が高くなると、それだけ肌への負担も大きくなってしまいます。
日常生活であれば、SPF10~20程度で十分です。

日焼け止めは一度にいっぱい塗らないで、こまめに塗り直しましょう。
外出時には特にこまめに塗り直すのが良いです。
ムラなく塗るためのコツは、手の平にとった日焼け止めを、両手に広げるようにこすり合わせてから、手の平で顔を押さえるようにして馴染ませていくこと。
顔に塗るというよりも、乗せて押える感覚です。

●紫外線をカットする素材 UVカット
UVカット素材とは?
一般に「UVカット」と書かれている製品はとっても多いのですが、そのなかには、2つの種類のUVカット製品がございます。
ひとつは、「UVカット加工製品」と呼ばれるものです。
UVカット加工製品とは、紫外線吸収剤を染料といっしょに染める時に布地に馴染ませたり、製品になったものに後加工として吹き付けたりするものです。
後加工で付着させる方法は、耐洗濯に対しては加工の継続性が弱いといわれています。

もうひとつのUVカット製品とは、「UVカット素材」を使用したものです。
これは、繊維に主としてカーボンやセラミック、チタンなどの無機物質若しくは化粧品などに使われている国が安全と認めた有機物質を繊維製造時に練り込む方法です。
UVカット効果は、継続し、洗濯などによるUVカット率の低減はないと言われています。
この素材は、綿素材に施すことはできず、ポリエステルや、レーヨンなどの化学繊維に施されます。
綿100%の製品で、UVカット素材は有りません。

●帽子
紫外線対策として帽子を選ぶのであれば、ツバの広い帽子が理想的です。
野球帽のような顔前面を覆ってくれるだけのではなく、横や後頭部なども覆ってくれる麦わら帽子のような帽子が理想的です。

●日傘
日傘は白っぽい色よりも黒っぽい色を選ぶ事をオススメします。
ただ、最近の日傘は白でも十分な効果がございます。
勿論、UV加工がされている日傘をオススメします。
紫外線はアスファルトなどの地表や壁などに反射し、横から反射した紫外線を浴びることになるので、なるべく柄を短く持って、肌から離さないようにさすのがコツです。

シミの種類

シミの種類
○肝斑
一般的にシミと言っているものの多くはこれにあたります。
褐色のシミが、額や頬、口や目の周りに左右対称に現れます。
肝斑は、表皮のなかでも一番下の基底層にある色素形成細胞(メラノサイト)によって作られるメラニン色素が、日焼け後増大し、皮膚の中に沈着してできるシミのことです。

例えば、そばかすなら3歳頃から思春期に、スポット斑なら中年以後に特に目立ってくると言うように、シミの種類によって発症する年齢に特徴が有ります。
そろそろお肌のおとろえや美白対策が気になりだす30~40歳代に多くみられるのが「肝斑(かんぱん)」と言うシミです。

有色人種の女性に多く発生し、特に妊娠後期と更年期に悪化するといわれています。
肝斑は妊娠、経口避妊薬などにより誘発もしくわ悪化することから、女性ホルモンに関連して発症するシミといわれ、30歳代将来の女性に多く、又妊娠や経口避妊薬などで誘発又は悪化するため、対処しにくいシミとされました。
肝斑ができるのは、50歳代後半までが多く、閉経とともに薄くなったり、消えたりします。
なお、男性には肝斑はできることは有りません。

○老人性色素斑
紫外線が原因となってできる「しみ」です。
若い頃から日焼けをしてきた人に多くできます。
50代以上の人にはほとんど見られる一種の老化現象です。
ほお骨の高いところやコメカミにできやすく、数㎜~数10㎜ほどの大きさの平坦で丸い色素斑であることが多いです。

○そばかす
そばかすは、メラノサイトと言う細胞そのものが日焼けによって変質してできるもので、子供から大人にまで現れます。
紫外線を浴び続けていると色が濃くなったり、数が増えたりするので、気をつけましょう。
頬や鼻の周りに多く現れるほか、手足など体にも現れます。
多くは遺伝的なことが要因で、身内内での発生が多く有ります。
両親ノドちらかにある人は、10才頃から出来てくる事が多いみたいです。
紫外線の影響によってできるものではないので「シミ」とは若干ことなります。

○スポット斑 (老人性色素斑)
高齢者の額から頬にかけて見られるシミです。
はっきりした原因は不明ですが、紫外線を浴び続ける事によって生じる老化現象による皮膚の変化によると言われています。
ですが、早ければ20歳代でも現れる場合があり、「光老化性色素斑」とも呼ばれます。

○脂漏性角化症(老人性いぼ)
俗に「年寄りイボ」とも言われる、しみで老人性色素斑から、症状が進行して出来てきます。
最初は丸みがかった状態から、こめかみや頬骨に、茶色や黒に変色した若干膨らんだシミができて、イボ状にだんだんと盛り上がってきます。

○光線性花弁状色素斑
肩や背中にできる花びら型のシミで海水浴などに出かけ、日焼け対策もせずに長時間日光をあびて炎症をおこした肌にできやすいシミのことをいいます。
猛烈日焼けじみと言えます。
このタイプのシミには、レーザー治療、光療法が使われます。

○色素沈着型接触皮膚炎
油性化粧品によって沢山引き起こされた真っ黒い色が残ってしまう、化粧品かぶれと同じものです。
ヤケド、カミソリ負けなど、皮膚に炎症を起こしたあとにも出てくるシミです。
化粧品中の色素や香料などの原因を取りのぞき時間がたつと自然に消えてくることも有ります。

シミ・そばかすに効果的な食べ物

シミ・そばかすに効果的な食べ物 ビタミンC
日頃からの食事でソバカスやシミに効率的な食品があれば、それを摂取することで、ソバカスやシミ対策が可能です。

まず挙げられるのが、ビタミンCです。
ビタミンCは、肌のハリを保つ作用をするコラーゲンを作ると同時に、美白効果があることが知られています。
抗ストレスホルモンを分泌し、抗酸化作用も有ります。
ビタミンCを多く含む食品は、ピーマン、茶葉、アセロラ、パセリ、キャベツ、柿、キウイ、イチゴ、ブロッコリー、レモン、焼き海苔、わかめ等が有ります。
このようにソバカスやシミに効果があるのはビタミンCですが、毎日2000mg以上取らないと肌には届かないといわれているので、やはりサプリで取るのが効率的だとおもいます。
ただ、サプリはあくまで補助の為で、普段イロイロな食品をバランスよく食べるように意識すれば、自然に栄養のバランスもとれてきます。

ドクダミ(茶)もソバカスやシミに効果があるといわれています。
そして、梅はシミを治療してくれる効果が有ります。
慢性的なシミで苦労している人は、シミに良い食べ物の梅を着実に食べるとシミの治療効果が得られます。

次にビタミンAです。
ビタミンAは、皮膚や粘膜の新陳代謝を活発にして、免疫機能を高める作用が有ります。
又感染予防の効果があるので、風邪の対策にもたいせつです。
ビタミンAを多く含む食品は、鶏レバー、豚レバー、うなぎ、パセリ、マーガリン、にんじん、卵、ナチュラルチーズ等の食品に多く入っています。

次にビタミンEです。
ビタミンEは、別名「若返りのビタミン」ともいわれ、ビタミンCと共に、活性酸素による肌の老化を防ぎ(抗酸化作用)、しみ、ソバカス、かすみの改善になります。
血流をよくする効果があるので、頭痛や肩コリ、冷え性の改善にも良いです。
ビタミンEを多く含む食品には、アーモンド、松の実、らっかせい、カニ、えび、タラコ、とうがらし、茶葉等が有ります。
アボカドも食べる美容液と云われていて、ビタミンEが豊富なので、身体の中の活性酸素を減らしシミを撃退します。
あと、人参も抗酸化作用が強く、アボカド同等活性酸素を減らし美肌にする効果があることで知られています。
人参は生よりも、火を通した方がベータカロチンの体内吸収率が1.6倍も高まるみたいです。
豆は、お肌の再生を促進し、メラニン色素の増加を抑え、シミの予防と治療に役立ちます。
特に肝臓機能を強化させる蛋白質と解毒作用のあるビタミンE、リノール酸等が入っており、肝機能障害によるシミ治療に効果が優れています。

その他
アミノ酸には、肌の細胞を守り、メラニンを抑え、メラニンを減す作用が有ります。
アロエは、他の食品に比べ、消炎作用に優秀な効果があり、その効果はニキビ、ソバカス、シミ治療にも有ります。
ヨーグルトはカルシウム、ビタミンB2、良質のタンパク質を多く詰まっているため肌の再生にはかかせない食材です。
海苔はミネラル類をたっぷり詰まっているので、しみ、ソバカスの原因とされるメラニン色素の沈着を防いでくれます。

日頃から野菜や果物を摂り、栄養バランスの取れた食生活様式を送り、紫外線で打撃を受けない身体づくりを心掛けると良いです。
お肌は勿論内臓や筋肉といった臓器と同じく、身体の一部。
日々の新陳代謝やターンオーバーを支える、イロイロな栄養分は欠かせません。
その為に日々バランスの取れた食事が何よりたいせつです。

しみやそばかすのお手入れ方法

しみやそばかすのお手入れ方法


濃いソバカスやシミになってしまうと、スキンケア等など自己ケアでは取り除くことが出来ませんので、薄いしみやソバカスのうちにケアをしていかれることをオススメします。

まずは毎日の洗顔法から。
ヨゴレをきれいに落としたいとおもうあまり、ゴシゴシ強くこすったりしていませんか?
ヨゴレはたっぷりの泡を、顔に伸ばすように優しく落とすのが基本。
お肌に過度な刺激を与えることでメラニン色素が発生し、しみのもとになることもあるのです。

お肌の為には、熱いお湯で洗うのも良くないです。
洗顔の際には、約40度弱のぬるいお湯で、顔を優しく洗うようにすることですね。
お風呂も、熱いお湯だとどうしても肌を乾燥させてしまいます。
入浴後は、体中の血行が良くなり、毛穴がきれいに開いてますので、保湿ケアを行ないましょう。

洗顔料は、保湿効果のあるものや、弱酸性で無添加・無香料の、低刺激性の洗顔料を泡立ててから、優しく肌をなで洗いしましょう。
拭きとる時も顔を清潔なタオルでさっとおさえるようにし、決してこすらないように気を付けて下さい。
洗顔後のタオルや衣服等も天然繊維等、肌への刺激が少ないものを選びましょう。
顔の洗い方、ローションやクリームのつけ方を注意深く変えるだけで、お肌はだんだんきれいになっていくんです。
日頃から地道なスキンケアを行ない、肌のうるおいを保ちましょう。
特に肌に刺激を与えないことが重要です。

次に基本中の基本である紫外線予防
紫外線防止効果のある日中用乳液や日やけ止めをつけて、肌を紫外線から守りましょう。
UV対策用のファンデーションやフェイスパウダーをつけることも紫外線の影響を抑えるのに役立ちますし、帽子や日傘、長袖で、紫外線が肌に与える痛みを減らせます。(完全に防ぐことは出来ません。乱反射により)
特に絹の衣服は紫外線予防効果が大です。

日中の外出時は、徒歩だけでなく自動車を活用する際も紫外線対策を行ないましょう。
日焼けしたときは、ケア用の化粧品や、美白効果と抗酸化作用があるビタミンCを併用すれば、しみ、ソバカスを抑えることが可能です。

ビタミンには、日焼けによるシミ・ソバカスを防ぐという美白効果をうたった成分はいろいろあり、その効果も様々です。
とくにシミ・ソバカスの為にポピュラーなのはビタミンCですよね。
ビタミンCは、メラニン色素を抑制することで知られていますが、コラーゲンを作る働きがあるんです。
ビタミンCは水溶性ビタミンなので、余った分は体外に排出されます。
食べ物やサプリでいっぱい摂りすぎても問題ないのがいいですね。
それ自体が生体内に存在していることから、安全性が高いというのが重要なポイントです。
ビタミンCは、アセロラジュースやキウイ、ピーマン、いちご、グレープ果実等にも多く入っています。

また、ビタミンEもビタミンCと共に、活性酸素による肌の老化を防ぎ(抗酸化作用)、しみ、ソバカスの改善になります。
ビタミンEはアーモンド、ナッツ、かぼちゃ、うなぎの蒲焼き等の食品に、多く入っています。

強いメラニン抑制力に還元作用もある「ハイドロキノン」について
ハイドロキノンとは皮膚をはがしてしみを消すものでは有りません。
ハイドロキノンを活用すると、しみの元となるモノを作ろうとする細胞に働きかけ、その動きを阻止します。
メラニン生成を促進させる酵素・チロシナーゼを撃退するので、しみの元を根絶させることが可能です。
また、メラニン色素そのものを淡色化させる効果にも優れています。

もともと、皮膚科でのシミ治療薬に使われていて、 日本では化粧品への調合は禁止されていたのですが、 規制緩和によって化粧品にも活用できるようになりました。
お肌の弱い方には根本的にオススメ出来ませんが、どうしてもしみが気になる方でしたらハイドロキノンを使用してゆっくりと直していくという方式が一番いいと思います。
ただ、ハイドロキノンには発がん性物質が入っているので悩みが切実じゃなければなかなかオススメはしません…。
最悪の場合は「皮膚ガン」の原因にもなります。
しかし、数回活用したぐらいなら大丈夫とも言われています。
また、ハイドロキノンは、紫外線に反応するため、お出掛け前や、朝のお手入れに活用すると、紫外線に当たることでメラニン色素が余計に分泌されるため、ソバカスやシミが余計に増えてしまう恐れがございます。



シミやそばかすの原因

シミやそばかすの原因



しみの多くは紫外線が原因ですが、加齢による代謝の衰えやホルモンバランスの乱れ、強い摩擦、外傷やにきび痕等も原因となります。
皮膚は何層も重なってできており、皮膚表面にある表皮の最下層に位置する基底層のメラノサイトが、紫外線やホルモンの影響等多様な刺激を受け、皮膚を守ろうと活性化しメラニン色素が作りだされます。
メラニン色素が多いほど皮膚は黒くなります。

メラニンは、皮膚のいちばん底にある基底層と言うところで作られています。
肌は、通常28日周期で新陳代謝によってできた新しい細胞が押し上げられて表面に出て、最後は古い角質となって剥がれ落ちていきます。
通常このメラニン色素は、新陳代謝(ターンオーバー)により新しく作られた細胞に押し上げられ、自然と皮膚表面から剥がれ落ちていきますが、睡眠不足やストレスを抱えた生活様式を送っていると、肌も含めた体内の新陳代謝が悪くなり、メラニン色素が過剰に生産されると、肌の外へ押し出されず残ってしまい、しみとなります。

人種別でかんがえると、肌色の白い人種は紫外線防ぐ機能が大きく働くため、そばかすが出来やすいとされております。
又、黄色系の人種はそばかすは比較的に出来にくいが、シミになりやすいと言う傾向にございます。
これには生成するメラニンの量がもともと違うのが大きな要因です。
私たち日本人はシミになりやすい素材を持っていると言うことになります。

◆シミの原因
□紫外線に当たってきた量が多い
皮膚にあるメラノサイトが刺激され、しみの原因になるメラニンが増加します。
若い人は新陳代謝と共にメラニンもなくなりますが、中年以後になるとメラニンが細胞中に沈着して、しみになります。

□体質・食生活様式
カフェイン等の神経を刺激する物質がふくまれる食品を摂りつづけると、しみの原因であるメラニンを増加させる要因となります。

□活性酸素
「しみ」は紫外線を肌に浴びることにより大量に活性酸素が体内で発生します。
活性酸素とは体内で作られる酸化力の強い酸素のことで、老化や多様な病気を引き起こす基本的な原因と云われています。

□精神的ストレス
脳下垂体から分泌されるメラニン細胞刺激ホルモンは、精神的ストレスの影響をとっても受けやすいとされております。
イライラしがちな人は、しみになりやすいので要注意です。

□新陳代謝が悪い
血行が悪く冷え性の人、生理不順の人、汗をかきにくい人等。

□ホルモンの何らかの影響
分泌の失調により、ホルモンバランスを崩しますと、黄体ホルモン等がメラノサイトを刺激し、メラニンを増加させます。
妊娠もメラニン増加の原因になることがございます。

メラニンときくと悪者だと勘違いされる方もいますが、本当はメラニンは紫外線から肌細胞を守るために作られるもので、決して悪い物質では有りません。
健康な肌の場合は、古い細胞が垢となってはがれ落ちるターンオーバー(新陳代謝)に合わせて、メラニンも排出されてしまいます。
けど、メラニンが多量につくられると、普通のターンオーバーでは追いつかなくなってしまいます。その為、メラニンが表皮に残ってしまい、シミとして現れるのです。

シミと比較されるものに、そばかすがございますが、顔面に現れる色素沈着を総称して「シミ」、シミのなかでも鼻をメインに両頬に現れる茶色い斑点を「そばかす」と言います。
そばかすは、遺伝的要素が強いといわれており、表面はなめらかで、淡褐色から黒褐色をしています。
シミの方は、30代を過ぎた女性によく表れるのですが、メラニン色素が増えた状態がシミです。

そばかすは、5~6歳くらいの幼少期から、思春期までの間に発生することが多いです。
特に目の周りや頬に出来やすく、ひとつの大きさはコメ粒くらいです。
加齢により薄くなることもございますが、しみ同様、紫外線の影響を受けやすく、ストレス、ホルモンバランスの乱れ、間違ったお手入れ等でも濃くなることがございます。
シミとそばかすはどちらも違いがございますから、生まれつき出来ているのがそばかすで、後から出来るのがシミと言うことになります。