2013年6月25日火曜日
シミやそばかすの原因
しみの多くは紫外線が原因ですが、加齢による代謝の衰えやホルモンバランスの乱れ、強い摩擦、外傷やにきび痕等も原因となります。
皮膚は何層も重なってできており、皮膚表面にある表皮の最下層に位置する基底層のメラノサイトが、紫外線やホルモンの影響等多様な刺激を受け、皮膚を守ろうと活性化しメラニン色素が作りだされます。
メラニン色素が多いほど皮膚は黒くなります。
メラニンは、皮膚のいちばん底にある基底層と言うところで作られています。
肌は、通常28日周期で新陳代謝によってできた新しい細胞が押し上げられて表面に出て、最後は古い角質となって剥がれ落ちていきます。
通常このメラニン色素は、新陳代謝(ターンオーバー)により新しく作られた細胞に押し上げられ、自然と皮膚表面から剥がれ落ちていきますが、睡眠不足やストレスを抱えた生活様式を送っていると、肌も含めた体内の新陳代謝が悪くなり、メラニン色素が過剰に生産されると、肌の外へ押し出されず残ってしまい、しみとなります。
人種別でかんがえると、肌色の白い人種は紫外線防ぐ機能が大きく働くため、そばかすが出来やすいとされております。
又、黄色系の人種はそばかすは比較的に出来にくいが、シミになりやすいと言う傾向にございます。
これには生成するメラニンの量がもともと違うのが大きな要因です。
私たち日本人はシミになりやすい素材を持っていると言うことになります。
◆シミの原因
□紫外線に当たってきた量が多い
皮膚にあるメラノサイトが刺激され、しみの原因になるメラニンが増加します。
若い人は新陳代謝と共にメラニンもなくなりますが、中年以後になるとメラニンが細胞中に沈着して、しみになります。
□体質・食生活様式
カフェイン等の神経を刺激する物質がふくまれる食品を摂りつづけると、しみの原因であるメラニンを増加させる要因となります。
□活性酸素
「しみ」は紫外線を肌に浴びることにより大量に活性酸素が体内で発生します。
活性酸素とは体内で作られる酸化力の強い酸素のことで、老化や多様な病気を引き起こす基本的な原因と云われています。
□精神的ストレス
脳下垂体から分泌されるメラニン細胞刺激ホルモンは、精神的ストレスの影響をとっても受けやすいとされております。
イライラしがちな人は、しみになりやすいので要注意です。
□新陳代謝が悪い
血行が悪く冷え性の人、生理不順の人、汗をかきにくい人等。
□ホルモンの何らかの影響
分泌の失調により、ホルモンバランスを崩しますと、黄体ホルモン等がメラノサイトを刺激し、メラニンを増加させます。
妊娠もメラニン増加の原因になることがございます。
メラニンときくと悪者だと勘違いされる方もいますが、本当はメラニンは紫外線から肌細胞を守るために作られるもので、決して悪い物質では有りません。
健康な肌の場合は、古い細胞が垢となってはがれ落ちるターンオーバー(新陳代謝)に合わせて、メラニンも排出されてしまいます。
けど、メラニンが多量につくられると、普通のターンオーバーでは追いつかなくなってしまいます。その為、メラニンが表皮に残ってしまい、シミとして現れるのです。
シミと比較されるものに、そばかすがございますが、顔面に現れる色素沈着を総称して「シミ」、シミのなかでも鼻をメインに両頬に現れる茶色い斑点を「そばかす」と言います。
そばかすは、遺伝的要素が強いといわれており、表面はなめらかで、淡褐色から黒褐色をしています。
シミの方は、30代を過ぎた女性によく表れるのですが、メラニン色素が増えた状態がシミです。
そばかすは、5~6歳くらいの幼少期から、思春期までの間に発生することが多いです。
特に目の周りや頬に出来やすく、ひとつの大きさはコメ粒くらいです。
加齢により薄くなることもございますが、しみ同様、紫外線の影響を受けやすく、ストレス、ホルモンバランスの乱れ、間違ったお手入れ等でも濃くなることがございます。
シミとそばかすはどちらも違いがございますから、生まれつき出来ているのがそばかすで、後から出来るのがシミと言うことになります。
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