2013年6月25日火曜日

紫外線対策

紫外線対策
紫外線が強くなり始めると、「黒くなりたくない」「シミを作りたくない」という気持ちは、だれでも高まりますよね。
紫外線は、春先の3月・4月からだんだんと強くなり、5月から夏にかけてがんがんと強くなっていきます。
外出する時は、しっかり対策をして出かけるようにしましょう。
紫外線対策として活躍してくれるのが、『帽子・サングラス・UVカット素材・日焼け止め・日傘』など、物理的に紫外線からお肌や眼を守ってくれるItemです。

紫外線はその皮膚表面でほとんどが吸収されます。
UV-Bは皮膚下0.1mmまで2-8%透過しますが、0.5mmより深くには届きません。
UV-Aは皮下0.1mmで50-60%、0.5mmで7%、01.0mmで0.5%と低下しながらも、真皮まで届きます。
つまり、UV-Aをカットすることが出来れば、嫌な「しみ」問題から開放されます。

UV対策化粧品(紫外線対策化粧品)や日焼け止めには、「SPF」と「PA」の効果があります。

●SPF(Sun Protection Factory)
このSPFは、日焼けのもとになる紫外線B(UV-B)を防ぐ指数で、このSPFの効能が20分前後、つまり、肌が赤くなるまでの時間を20分間遅らせることが出来るという意味です。
このSPF値が高ければ高い程、紫外線を防ぐ効果が長くなるという事です。
日本ではSPF50+が最大値となっています。

●PA(Protection grade of UVA)
PAは、紫外線A(UV-A)を防ぐ指数で+の数によって三段階で表示されています。
+の数が多い方が効果が強いという事で、+が多いほど、肌の黒化や、弾力を失わせることを防ぎます。
PA+は2~4倍、PA++は4~8倍、PA+++は8倍以上、肌は紫外線(UVA)の影響を受けにくくなります。

冬や曇りの日でも、紫外線はUV-A、UV-Bに関わらず一年中降り注いでいます。
更に、曇りの日も晴れの日の半分以上の紫外線を浴びてしまいます。

●日焼け止めのススメ
紫外線による肌への痛みを防いでくれる日焼け止めですが、やはり肌には負担になってしまいます。
自分の肌状態や生活シーンを考慮して、出来るだけ肌への負担が少ないものを選ぶことが大事です。
太陽光線が強い日や、日の弱い曇りの日でもしっかり日焼け止めを塗るようにしましょう。
紫外線カット力をかんがえ、SPF値の高いものを選んでしまいがちですが、SPF値が高くなると、それだけ肌への負担も大きくなってしまいます。
日常生活であれば、SPF10~20程度で十分です。

日焼け止めは一度にいっぱい塗らないで、こまめに塗り直しましょう。
外出時には特にこまめに塗り直すのが良いです。
ムラなく塗るためのコツは、手の平にとった日焼け止めを、両手に広げるようにこすり合わせてから、手の平で顔を押さえるようにして馴染ませていくこと。
顔に塗るというよりも、乗せて押える感覚です。

●紫外線をカットする素材 UVカット
UVカット素材とは?
一般に「UVカット」と書かれている製品はとっても多いのですが、そのなかには、2つの種類のUVカット製品がございます。
ひとつは、「UVカット加工製品」と呼ばれるものです。
UVカット加工製品とは、紫外線吸収剤を染料といっしょに染める時に布地に馴染ませたり、製品になったものに後加工として吹き付けたりするものです。
後加工で付着させる方法は、耐洗濯に対しては加工の継続性が弱いといわれています。

もうひとつのUVカット製品とは、「UVカット素材」を使用したものです。
これは、繊維に主としてカーボンやセラミック、チタンなどの無機物質若しくは化粧品などに使われている国が安全と認めた有機物質を繊維製造時に練り込む方法です。
UVカット効果は、継続し、洗濯などによるUVカット率の低減はないと言われています。
この素材は、綿素材に施すことはできず、ポリエステルや、レーヨンなどの化学繊維に施されます。
綿100%の製品で、UVカット素材は有りません。

●帽子
紫外線対策として帽子を選ぶのであれば、ツバの広い帽子が理想的です。
野球帽のような顔前面を覆ってくれるだけのではなく、横や後頭部なども覆ってくれる麦わら帽子のような帽子が理想的です。

●日傘
日傘は白っぽい色よりも黒っぽい色を選ぶ事をオススメします。
ただ、最近の日傘は白でも十分な効果がございます。
勿論、UV加工がされている日傘をオススメします。
紫外線はアスファルトなどの地表や壁などに反射し、横から反射した紫外線を浴びることになるので、なるべく柄を短く持って、肌から離さないようにさすのがコツです。